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妊婦さんの身体が楽になる寝方

2025.11.14|コラム

👉この記事は、こんな方におすすめ

✅ 初めての妊娠で寝方に悩んでいる方

✅ 妊娠中の眠りづらさを改善したい方

✅ マイナートラブルを少しでも楽にしたい方

妊婦さんの「ぐっすり」を守る、いちばん優しい寝方ガイド

妊娠中は、身体の変化やマイナートラブルによって「どう寝るのが正解?」と悩む方が多い時期です。特にお腹が大きくなる中期〜後期は、眠りの質がそのまま翌日の体調に響くことも。
今回は、妊娠時期別・症状別に“身体が楽になる寝方”を分かりやすくご紹介します。自分に合う姿勢を見つけて、少しでも快適な毎日を過ごしましょう。

妊婦さんの身体が楽になる寝方

妊婦さんがリラックスできる基本の姿勢は、左側を下にした横向き(シムス位)。血流を妨げにくく、赤ちゃんにもやさしい姿勢と言われています。
ただし、妊娠時期や症状によって最適な姿勢は少しずつ変化するため、無理なく調整していくことが大切です。

 

妊娠時期別のおすすめ寝方

妊娠初期(〜4ヶ月)

お腹の大きさはまだ安定しているため、仰向け・横向き・うつ伏せなど、楽な姿勢でOK。
つわりが辛い時は、上半身を少し起こすと胸やけや吐き気が軽くなります。

妊娠中期~後期(5〜10ヶ月)

子宮が大きくなり始めるため、仰向けは避けて横向きがおすすめ。
特に左側を下にした「シムス位」は、血流を妨げず胎児にも優しい姿勢です。

仰向けは「仰臥位低血圧症候群」を引き起こし、下半身の血流が悪くなるリスクがあるため後期は控えましょう。

また、

  • 足と足の間にクッション
  • 長めの抱き枕

を使うと腰や背中の負担が大きく軽減されます。

症状別の寝方アドバイス

つわり・逆流性食道炎
▶ 上半身を起こした姿勢(半座位)。リクライニングチェアも有効。

背中・腰の痛み
▶ 抱き枕・クッションで身体を支える「横向き姿勢」。

むくみ・足の静脈瘤
▶ 足を少し高くした半座位、または横向き。

坐骨痛・恥骨痛
▶ 足の間にクッションを入れて圧を分散する横向き。

前駆陣痛
▶ 基本は横向きだが、バランスボールや椅子での「座位」もリラックスしやすい。

最後に 陣痛の痛みは「赤ちゃんと一緒に進む合図」

睡眠は、妊娠中の心と体の回復に欠かせない大切な時間。
「横向き(シムス位)」を基本にしながら、妊娠時期や症状に合わせて姿勢を調整すれば、ぐっと身体が楽になります。
枕・クッションなどのサポートアイテムも上手に取り入れて、無理なく心地よい姿勢を見つけていきましょう。

助産師 浅井先生  監修:助産師 浅井 貴子 先生
産後ケアホテル マームガーデンリゾート葉山アドバイザー。赤ちゃん訪問指導歴30年以上のキャリアを持つ助産師。アロマ・ハーブ・運動療法を組み合わせた産前産後の代替補完医療や母親に寄り添った育児アドバイスに定評があり雑誌やWebなど各メディアでも注目されている。